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TANY の PC 覚え書
必要に迫られて始めた自作PC作り、今では親戚、友人の間ではPC係になってしまっている。そんなこんなで、私の組んだPCたちの記録と組む際の注意点など、私的な覚え書。
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Core i7-860 と P55-GD80 と Hyper 212 Plus
Lynnfield(リンフィールド)ことCorei5-750、Corei7-860、Corei7-870が発売されて40日あまり、このLGA1156に対応するIntel P55 Express搭載マザーボードも何枚か買って夜な夜な試していたんだけど、Windows 7のリリースも間近に迫り、このあたりでちょっと覚え書。

このCore i5-750、Core i7-860、-870だがCPUソケットがLGA1156になり、Core i7-920などのLGA1366から変更され互換性はない。
そこで同時に発売されたLGA1156対応のIntel P55 Express(Ibex Peak-アイベックスピーク)チップセット搭載マザーボードと組み合わせて試してみた。

LGA1156対応のCPUクーラーやリテンションキットなどもなかなか揃わなかったがここに来て情報が流れ出した。
新しいケースやパーツ発売の情報などもWindows 7のリリースに合わせるように一斉に出てくるんだろうなぁー。と思う。

さて、今回はIntel 「Core i7-860」とMSI「P55-GD80」との組合せで試してみた。

■Intel Core i5-750、Core i7-8xx(LGA1156)

Core i7-9xx(LGA1366)からの主な変更点は・・・
◆ソケットがLGA1366→LGA1156に。
  サイズは小さくなっている。(LGA775とほぼ同じだが)クーラーの取付け穴も変更され互換性がない。
◆PCI Express 2.0 x16インタフェースを統合。
   PCIe 2.0 x16×2本→PCIe 2.0 x16×1本またはx8×2本に。
◆内蔵されたメモリインターフェイスの仕様はDDR3-1066MHzのトリプルチャンネル→DDR3-1333MHzのデュアルチャンネルに。
  メモリ最大搭載量は24GBから16GB。
◆Core i5-750にはHyper-Threadingなし
◆Intel Turbo Boost Technology
クロックアップさせる倍率の段階(bitと呼ぶそうだ)が1/1/1/2→下記のように。
  このLynnfieldの“売り”の省電力性とともに、もうひとつの“売り”でもあると思う。
  ある意味相反するような機能だが、ダイナミックなコアの稼動制御で両立させようとしているようだ。

4コア 3コア 2コア 1コア
i5-750 +1(2.8GHz) +1(2.8GHz) +4(3.2GHz) +4(3.2GHz)
i7-860 +1(2.93GHz) +1(2.93GHz) +4(3.33GHz) +5(3.46GHz)
i7-870 +2(3.2GHz) +2(3.2GHz) +4(3.46GHz) +5(3.6GHz)

詳しくは、下記ページなどを参照ください。
インテル デスクトップ・プロセッサー /(インテル
元麻布春男の週刊PCホットライン LynnfieldのTurbo Boostで下剋上なるか /(PC Watch
Nehalemの機能をメインストリームで──Core i7-870とCore i5-750の“突発”性能を楽しむ /(+D PC USER
今までのCore i7とは似て非なる新CPU「Core i5」の性能は? /(ASCII.jp


■MSI P55-GD80
Intel P55 Expressを搭載したLGA1156対応(専用)のマザーボード。
特色は何といってもPCH(Platform Controller Hub)のワンチップ化された事だと思う。

Intel P55 Expressチップ・搭載マザーボードについての詳しくは、下記ページなどを参照ください。
インテル P55 Express チップセット /(インテル
P55搭載マザー各製品の特徴はコレだ! 【前編】  /(ASCII.jp
P55搭載マザー各製品の特徴はコレだ! 【後編  /(ASCII.jp

◆MSI P55-GD80について

  P55-GD80の独自機能としては
・わずか1秒でオーバークロック設定が可能なMSIオリジナルチップ OC Genie(オーシージニー)
・ひとつのチップで従来の4フェーズ分という高い変換効率と低い発熱を両立させたECO志向新世代電源制御チップ DrMOS(ドクターモス) 詳しくはこちらへ
・マシン負荷に応じて生成する電力量を最適化する APS(アクティブフェーズスイッチング)

その他、MSI P55-GD80の詳細についてはメーカーのページをご覧ください。
またP55シリーズ特設ページへ
各種ベンチマークなどは上記のリンク先のページなどでご確認くださいませ。
#(^^;; 思いっきり端折ちゃおう!

■ 「Core i7-860」とMSI「P55-GD80」との組合せでちょっと試してみた。
ということで・・・
1.P55-GD80の「OC Genie(オーシージニー)」って?
2.新仕様の「Intel Turbo Boost Technology」って?
3.LGA1156対応CPUクーラー
  CoolerMaster 「Hyper 212 Plus」と干渉問題。

について試す。

■テスト環境

使用したパーツは、
*********
[PCケース]:バラックケース(ACTS-T)
[マザーボード]:MSI P55-GD8
[CPU]:Intel Core i7-860
[メモリ]:G.SKILL DDR3 PC12800 4GB
     (1600MHz 2GBx2) [F3-12800CL7D-4GBRH]
[電源]:AeroCool V12XT-1000
[グラフィックスボード]:
     ZOTAC GeForce GTX 275 896MB DDR3 PCIE
     [ZT-275E3KB-FSP]
[SSD]PhotoFast PF25S128GSSDV2
[ODD]:I-O DATA BRD-SM4B
[CPUクーラー]:用意できたのは以下の5個のCPUクーラー
       ・ CoolerMaster Hyper 212 Plus
       ・ Zalman CNPS10X Extreme
       ・ Scythe KABUTO Cooler [SCKBT-1000]
[負荷ソフト]:「Tripcode Explorer(トリエラ)1.2.6
[温度表示/ログ記録ソフト]:EVEREST Ultimate Edition
[OS]: Windows 7
*********

◆1.P55-GD80の「OC Genie(オーシージニー)」って?
使い方は本当に簡単!
PCシャットダウンした状態でマザーボード上の「OC Genie」ボタンをON!
→PCの起動ボタンON! でOK!

1秒で。って訳にはいかないと思うけど、「あっ!」っという間に設定してくれる。
ただ、メモリーによっては上手く設定出来なかったり、時間がかかったりする。
※勿論、OC Genie設定後は保証対象外となります。

OCZやCorsairなど色々試したんだけど、現行いちばん良い感じなのはG.SKILL 1600MHzかなぁ?と思う。
このあたりは、BIOSのバージョンアップでバシッ!と来たりするから何とも・・・なんだけど。
**********【余談】**********
MSIのフォーラムで見かけた情報なんだけど、「2GB×2本のメモリを使用しているのに2GBしか認識しない!なんで??」って方がいたんだけど、CPUを取付け直したら「4GBを認識するようになり、問題が解決した。』との事。
確かにLGA1156からCPUソケットの固定仕様がかわった。
各社のP55マザーボードともCPUやCPUクーラーの取付け時にはちょっと注意が必要なのかとも思う。
このCPUソケットについては他社のマザーボードで事例も異なるんだけど、下記のようなショッキングな事例が・・・。
http://www.anandtech.com/mb/showdoc.aspx?i=3661
**************************

「OC Genie」での設定は・・・、
・3546MHz(197×18)
・EISTは[Disabled]
  勿論、Intel Turbo Boostも[Disabled]
・CPU Voltage [1.400]
・CPU VTT [1.399]
・DRAM Voltage [1.740]
って、オイ!オイ!ちょっと上げすぎじゃ?
まぁ、より汎用性を持たせるために。だろうなんだけど。
このCPUの特性を考えるとどうかなぁーと思うけれど、機能自体は面白いと思う。



◆2.新仕様の「Intel Turbo Boost Technology」って?
Core i7-860のbitは、1/1/4/5。

4コア 3コア 2コア 1コア
i7-860 +1(2.93GHz) +1(2.93GHz) +4(3.33GHz) +5(3.46GHz)

※BIOSの「Intel C-STATE」→[Enabled]に設定すること。
  【Cell Menu】→【CPU Feature】設定画面内の項目。

Tripcode Explorer(トリエラ)1.2.6」を使って今回もコア数やコア指定してブースト状態を確かめたりしていたんだけど・・・。
EVEREST Ultimate Editionでログを取っていたのを忘れていて、普通にPCを使っていた時のログ。
右の画像をご覧ください。(クリックで拡大)
作業内容は、
→WEB閲覧をしながら、音楽の動画ファイルを何曲か視聴。
  (ってBGMなんだが)
→TMPGEnc 4.0 XPressで、6分程度のファイルをエンコード。
→ファイルの確認。
→グラボをオーバークロック→3Dmark Vantage実行。
→EVERESTでログを取ろうとして、ログ取りしていたことに気付く。

結構ダイナミックな動きをしているようだ。
22倍になっている時間帯は、前がTMPGEnc 4.0 XPress、後ろが3Dmark VantageのCPU負荷テストだと思う。

で、ちょっと確かめてみた。
・ネット閲覧し音楽の動画視聴、Excelで作業。この時のCPUの稼動状況はこんな感じ。


これぐらいの作業だと、25倍(4bit)、26倍(5bit)で稼動している。

・TMPGEnc 4.0 XPressで作業中はこんな感じだ。

Coreの制御がどうなっているのか良くわからないんだけど・・・。

ひとつ気になったのがトリエラで負荷テストをするとCore温度が上がってた。
この時点ではCPUは定格、リテールクーラー。

そこで、CPUクーラーを試してみた。
◆3.LGA1156対応CPUクーラー
試したのは、
・LGA1156対応の
    CoolerMaster 「Hyper 212 Plus」
・LGA1156対応の
    Zalman 「CNPS10X Extreme」
・正式対応じゃないけ
    ど Scythe 「KABUTO」


PCケースの天板部にファンが付いている場合、CPUクーラーと干渉する事があるが、このマザーボードの場合、CPUソケットの位置が下方向(南側)にありPCケース上部との干渉問題はまず無いと思う。


CoolerMaster 「Hyper 212 Plus」
先日発売されたばかりのLGA1156対応のクーラー。 
[本体サイズ] 120 x 79.7 x 158.5 各mm
[ファン] 12cm 600 ~ 2000 rpm (PWM制御)
※ファンの取付けはクリップ。4本付属。
[静音性] 全開だとやや気になる程度。
[取付け方法] バックプレートと専用固定具で4点ネジ止め。
[干渉] 問題なし。
[価格帯] 4,680円~(2009/10/19現在)
Zalman CNPS10X Extreme
CPU冷却性能は空冷トップクラスだと思う。
[本体サイズ] 135×100×160 各mm
[ファン] 12cm 1,000 - 2,150rpm ± 10 %(PWM制御)
  ※PWM MateによりPWMファンのRPM制御可。
  ※PWM Mateは専用ケーブルでケースで操作可。
[静音性]問題の無いレベル。
[取付け方法] 専用固定具で4点ネジ止め。バックプレートなし。
[干渉] 問題なし。
[価格帯] 7,450円~(2009/10/19現在)

Scythe KABUTO
トップフローとしてはCPU冷却能力はトップクラス。        
LGA1156正式対応ではありません。
[本体サイズ] 124×133×132 各mm
[ファン] 12cm 1 ~ 1300rpm±10%(PWM制御)
  ※ファンの取付けはクリップ。
[静音性] 問題なし。
[取付け方法] 専用プッシュピン。
[干渉] 問題なし。
[価格帯] 約3,000円~(2009/10/19現在)


◆各CPUクーラーの冷却性能をOC(3.8GHz)でを比べてみた。
・CPU:Core i7-860(3.8GHz) [HTT:ON]

[グリス]:Thermal Elixer

[室温] ・Hyper 212 Plus --- 約27.0℃
      ・CNPS10X Extreme --- 約26.5℃
     ・KABUTO --- 約25.5℃

Hyper 212 PlusだがCPUの冷却性能はそこそこだと思う。
CNPS10X Extremeの冷却能力と比べると・・・、だけど。コンパクトなサイズとファンクリップ、固定具など良く練られた設計、コストを考えると良いクーラーだと思う。
KABUTOも充分使えると思う。
■私的なOC環境
結局、CPUクーラーは予定していた通り、CoolerMaster 「Hyper 212 Plus」を使うことにした。
そこで、上記の「Intel Turbo Boost Technology」の特性とCPUクーラーの冷却性能、PCの主な用途を考えて・・・、
・160MHz×20倍(または21倍)
・HTT/TBT/C-State/C1E---[Enabled]
・EIST---[Auto]

この状態で、いつものように
→WEB閲覧・メール。
→このエントリーに使ったデーターをExcelや画像編集ソフトで処理。
→グラボもOCしたので3DMark Vantage。
ほとんどの作業時のCPUクロックは3.5GHz~4GHzで稼動している。
温度的にも問題はなく、作業時も動作に問題はなかった。

しばらくは、Windows 7のパーツ・ソフトのテスト機はこれになりそうだなぁー。
当初は、メイン機にするはずだったんだけど。
で、いつもメイン機が一番古いまま。(苦笑)
データ保存用のHDDの容量が大きい新しい物になるだけだ。(--;

■その他
・PCHでのRAID---問題なし。
・SLI・Cross Fire--問題なし。
※3枚挿しの場合、Nvidia系は「3-WayマルチGPU」対応。
  Redion系の場合はCross Fire-X対応。
 



**********【余談】**********
このマザーボードには付属ソフトのひとつとして「Winki」というLinuxベースでFirefoxやSkype、インスタントメッセンジャーなどが使えるインスタント起動できる(OSなしでも使える)機能が提供されている。
この「Winki」はUSBメモリーにインストールでき、携帯用としても使える。

インストール方法は、
USBメモリーを装着し、マザーボード付属DVD(ドライバーDVD)から起動。
→自動的に「Winki」のインストールプログラムが起動。
→指示に従いインストール作業を進める。

#「Winki」を使う場面はあまりないと思うが、
#「Winki」から搭載ドライブも参照(マウント)できるので
#イザ!という時には有難いソフトかもと思う。

***********************

***********************

先日の台風18号の後、急に秋が深まった感じで、
吹く風もちょっぴり寒く感じるようになった。

仕事の方は先週、一段落つき、ちょっと「ほっ!」と。

その間、ブログもエントリー出来ずにいたんだけど、
ちょっとは色々書けるかなぁ?と思う。
#って毎年年末にかけてまた忙しくなるんだけど
#9月みたいな事はないかなぁー。
#と思うんだけど、どうだろうね?(苦笑)

ところで、・・・
今年の初めのお年賀エントリーで、もしかすると、・・・、と思いながら
Windows 7を使ったんだけど、この22日(2009年10月22日)に発売されるね。

私は今、MSDN/TechNetで提供されているWindows 7 RTM 版を
クリーンインストールしてメインPCで使っているんだけど、周辺機器もソフトも、
Vistaの時の環境とほぼ同じ環境で使えている。
ただ、これからWindows 7仕様のソフトも色々リリースされると思うので
試してみようかなぁ?と思っている。

また、Windows 7のリリースに合わせたように、
PCケースなどパーツもリリース情報が出だした。

なにか面白い物があれば、エントリーしたいなぁーと
思っています。

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テーマ:自作・改造 - ジャンル:コンピュータ

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